しふぉん・けーき

お昼休み―――

「楢井さん。話があるの」

と言われ、ついていくと、そこには何人ものの女子がいた。

「真のことなんだけど、手を引いてくんない?」

「え・・・?」

「真、迷惑がっていたのよ。
毎日毎日、あんたみたいなブスとつるんで株が下がるって言ってるのよ?真が」

「そ、そんな・・・!!」

だって、最近楽しくなったなって・・・

真君と仲良くなって嬉しいこともあったし・・・

そんなこと思っていたなんて・・・!!

「じゃあ、私だけが舞い上がっていたってこと?」

「そうよ。だからさっさと真を自由にしてあげなさいよ。
勝手に真を独り占めにして、いい気になってるんじゃないわよ、ブス!!デブ!!」

「真は優しいから、あんたと関わってあげてんのよ。
それを、よくもまぁ・・・!!
宝の持ち腐れよ!!消えたらいいのに・・・!!この目ざわりが!!」

「いい?
今日からの放課後の勉強会はあんただけ参加しないで」

「・・・はい・・・」

私は思わずそう答えてしまった。

恐怖と、言い返せなかった不甲斐なさとみじめさと悲しさのあまり・・・

「もし、ちょっとでも近づいたら、どうなるか分かっているでしょうね?」

確実にはめられる。

「はい・・・」

本当に私はバカだ。