しかし、真君はそんなことものともせず・・・

「え~、いつの話してるの?
全っっ然面白くない冗談はやめてよ~♪
大迷惑なんだからさ~(*´▽`*)」

超笑顔で拒絶する。

「え~、うそや~」

「ほんとだよ~♪
僕にはもう心に決めた人がいるんだから(o^―^o)ニコ」

「・・・それ、誰やねん?」

急に神沢さんの声のトーンが一気に下がった。

「ふふふ。ひ・み・つ。
でもまぁ、すぐに分かるよ」

「そんなの朱莉さんが―――」

「あいつはもうとっくに承認済み♥」

「わ、私が―――」

「おーい、神沢奈穂。
授業、始まってるぞ」

と、数学の先生に注意されて、やっと授業に集中する。

でも、真君の言葉がまだ耳に残っている。

やっぱり真君は強いなぁ・・・