さっき真君に助けてもらったし、ここは私が・・・

「あ、あの!
私、たこ焼きが食べたいな~」

―――シ~ン・・・

あ、なんか空気が・・・

というか、何か違うような・・・?

「はぁ!?
何あんた?」

「そんなの、あんた一人で行けばいいじゃん」

「あんたみたいなブスには聞いてないっつーの」

と口々に言い放たれ、少し(いや、かなり)心が折れる。

しかし―――

「あははははっはは・・・」

と、場に似合わない笑い声が聞こえた。真君だ。

「なっちゃん、たこ焼きが食べたいの?
いいよ。一緒に行こうか」

と、真君が手を差し伸べてエスコートしてくれた。

「というわけだから、じゃあね。
性格ブスさんたち」

せ、性格ブスって・・・

何もそこまで言わなくても・・・