「「ご、ごめん・・・」」

と二人はここでおとなしく謝罪する。

すると、空からドーン!!という音が聞こえた。

「あ、花火・・・
きれ~い・・・!!」

そのとき、私はふと花火がきれいだと思った。

それを聞いた真君は、すぐさま私の手をとった。

「おいで。もっといいところがあるよ」

と走り出す。

振り返ると、実来と榊原君がにこっと微笑んで手を振っている。

私は軽く会釈でかえし、真君のあとを追った。