どうして、こんなに緊張するんだろう・・・?

「なっちゃん」

「え?な、何?」

「あのね、今日ね・・・
無理やり付き合わせちゃってごめんね?」

「へ?」

シュンとした真君に対して、私は?マークでいっぱいだ。

何で真君が謝ってるんだろう・・・?

「なっちゃん、ここ最近ずっと僕を避けてたから嫌われちゃったのかな?って思ってたの。
で、もしかしたらこの前冷たく言っちゃったかなってずっと考えていたんだ。
それで、謝罪も兼ねてなっちゃんの家に行ったんだけど、なっちゃん、僕の顔を見るなり秒でドアを閉めちゃったから・・・」

私ったら、真君に失礼なことしちゃったんだ・・・!!

こんなに辛い思いまでしちゃっていたんだ・・・!

私だって急に無視されちゃったら傷つくのに、なんて自分勝手何だろう・・・?

「で、それで寂しくなって人さらいみたいなことしちゃった。
ほんと、ごめんなさい」

あ、謝らないで・・・

「ううん。私が勝手に真君を避けちゃったの。
私の方こそごめんなさい。
でも、今日はほんとに楽しかった!!
誘ってくれて、ほんとにありがとう!」

すると、真君が急に私を引き寄せ、気が付けば真君の腕の中にいた。

「ま、真君・・・?」

「はぁ~・・・
ほんと、俺って自信ない」

「へ!?」

一体、何の話だろうか?

「いつになったら、なつきは俺の物になるんだろうな・・・?」

私を抱きしめる真君は、力強く抱きしめるけど腕が少し震えている。

怖いんだ。

私は直感的にそう感じた。

その一方で私の心臓が急上昇した。