虚構のシナリオ

平野は落ちついた声。




「はい。あなたは鬼です」



ふふふ



平野の言葉を聞いた裕子は
初めて感情をあらわにして


笑いだす。



裕子のほほ笑みにつられ
子供も笑いだす。



「ママ、何がおかしいの?」


質問してきた子供の頭を
裕子は無言で優しく撫でた。