虚構のシナリオ

この秒針が動くたびに
中村巡査から血が滴り落ちる。



これは確かな事実なんだ。




横田はそう思った。







ユージを追跡する車の中
滅多に吸わない煙草を口にする横田。







「おい!車の中に裕子さんは確認できたのか?

早くしろ」



横田が大きな声で指示を飛ばす。