マー君−Black and White

いつものあいつなら、「重てー」とか愚痴を漏らすが、それもない。



黙って自分より少し背の低い絵里を担いで歩いていく。



その間に、俺は散らかったリビングを見回した。



これといった物はなく、黙々と散らかった物を片付けていく。



同時に絵里が発した奇妙な言葉の意味を探したが、わかったことは一つしかない。



「顔が欲しい、か」