「どうしたんですか? 絵里さん」 声が震えている。 何かあったのか? 「絵里さん?」 もう一度呼び掛けると、取り乱した声が飛んできた。 『お願い! たす、けて。子供が、子供が見えるの。声が、聞こえるの』