Blue Moon

昼休み。

私は1人席でお弁当を食べてた。

案の定、というべきか。

「横田さんいいかしら」

はぁ…。

またか。

もう慣れてるけど。

立ち上がりついて行こうとすると

「瑠愛ー!どこ行くのー!」

璃音に見つかった。

「私たちと話すの〜」

私の時とうって変わって甘い声で話す。

ほんと女ってこわいわ。

「俺たちも行くー!」

…は?

と、言いたそうな女たち。

埒が明かない。

「私と話すことあるんじゃないの?休み時間終わるよ?」

「はーい璃音も黙って待ってようか」

私と実くんの言葉でその場は収まった。

璃音がついてこようとした理由はわかってる。

こうなることが分かっていたから。

朝「守る」って言ってたから。