運命の虹色７つ星

｢ただいまー！｣
家へ帰ると庭で雪斗が炭おこしをしていた。
｢雪斗！炭、あったの？｣
｢うん、あったよ。だから今火つけてる｣
そう言ってうちわで空気を送ったりトングで炭の位置を変えたりと頑張っていた。
あ、いつの間に着替えたの…！
雪斗は白いTシャツに短パンを履いて火起こしをしてた。
私も着替えよ。あ、そうだ。
｢雪斗ー！さっき新斗にも電話して早く帰ってこーいって言ったから！｣
｢おう、分かった｣
｢私、食材の準備とかしてくる！｣

私はそう言って家の中に入り、さっき買ったやつをキッチンに置いてから部屋に入った。
私もラフな格好の方がいいよね。
そう思って動きやすい服を選ぶことにした。
あぁ…。なんで私はこんなにセンスないんだろう。
私が選んだのはフード付きのダボッとした感じのトップスにショーパン。
子供みたい…。そう思ったけど他に組み合わせても変になるだけだし、私にはこれくらいしかできない。
まぁ、いっか。
スマホをポケットに入れてキッチンに降りていった。