不器用なキミ~向日葵の恋~

「渚、普通はするんだって」

「そなの?」

「普通はさ……って僕がおかしいの?」

「……普通が私には分からないけど、海里はして欲しいの?」

「そりゃ会ってない時は何してるかなぁって思うでしょ?ないの?」

「たまにはある」

「たまに……なの?」

「だって仕事中は集中してるって意味で、勘違いしないでよ?」

「……うん……気になった時は、何してるの?とか、普通はするもんなんだよ」

「……そうなんだ……海里はそんな時にして欲しいの?」

「そりゃあ……そうだよ」

「そっか」

スマホを片手に何を思ってるのか、タップしだして……そしたら僕のスマホが鳴ったんだ。




From 渚


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「こんな感じ?」

「……ってか今する?」

「だって分からないんだもん」

「いやいや」

「して欲しいって言うから」

本当に分からないって顔をして、ほっぺを膨らましてからコーヒーを飲んでる渚が何だか子供に見えたんだ。