ーついにきてしまった。

こないでと思っていても放課後はきてしまう。

私の目の前には生徒会室の大きな扉。

もう!こうなったらしょうがない!

そう思い、ドアノブに手を伸ばすと

ーガチャッ

あ、開いた。

中から顔を出したのは、暗めのブラウンの髪の会長さんと同じでチャラそうな人。

「あれ?もしかして愛華ちゃん?」

私はコクリと頷く。

「噂通り可愛いね?まぁ、中入りなよ。」

中に入ると、会長さんと二人の男の人が座っていた。

「愛華、こっち来い。」

会長さんに呼ばれたので、言われた通り、会長さんの元へ。

すると、ーグイッ

腕を引っ張られ、会長さんの膝の上に。

「会長さん、恥ずかしいです…」

「なにそれ、可愛い。」