会長さんに連れてこられたのは生徒会室。
なんか、広いし、冷蔵庫とかソファまである。
1人で感動していると、
「単刀直入に言わせてもらうね。」
「七瀬愛華、君を会長秘書に任命する。」
「え、いやです。」
普通はえー⁉︎とかなるとこだよね。
なんか案外冷静な自分にビックリ。
だって、昨日生徒会めんどくさそうとか思ってたとこだし。これ以上仕事増えるのやだし。
「言っとくけど愛華に拒否権はないからね。」
「なんでですか?」
「現に愛華は基本、生徒会役員以外立ち入り禁止の生徒会室に入っている。それに俺が気に入ったから。」
「それと、会長秘書っていうのは、常に俺にくっついて一緒に行動するってだけだから。」
いや、こんなニッコニコな笑顔で言われましても。全然キューンとか、なりませんから。
てか、会長と一緒にいる⁈そんなん女子の皆様から血祭りにあうわ。
てか、愛華って呼び捨てに変わってます。

