目が覚めて 1番に目に飛び込んできたのは 白い天井。

仄かに香る消毒液。

ノリのきいているシーツ。

あぁ、俺 今 病院に居るのか。

左腕にはたくさんのチューブが繋がっていて、口元には テレビドラマとかでよく見るような 人工呼吸器が付いていた。

身体を起こそうとしても 言うことを聞かなかった。

というよりも、首を思うように動かせない時点で気づくべきだった。

首はギプスで固定されて居る。

あの日、俺は 窓から落ちて 頭から着地したんだろう。