「先生には言わないであげるから蓮見さんも俺がゴミ捨てたこと言わないでね」
そう言うと蓮見は「ゴミ…ってあれ、お菓子じゃないの…?莉緒ちゃんが今日黒瀬くんにあげたやつ…」と小さく言葉を溢した。
「俺がゴミだと思ったんだからゴミでしょ」
「捨てるなら場所くらい選べばいいのに…」
「ああいうの何が入ってるか分かんないから嫌いなんだよ。髪とかしょっちゅうだし」
ゴミでしょ、という言葉に対して明らかに傷ついた顔をした蓮見にそう言うと反論せずに押し黙った。
ポケットにスマホをしまい「ほら蓮見さん、いつまで座ってんの」と言って手を出すと蓮見も遠慮がちに手を伸ばした。
荷物を抱えて立ち上がった蓮見は「黒瀬くんは私が明日バラすとか思ってないの?」と尋ねてきた。
俺がそこまで評判悪くないことくらい分かるだろう。
他の人は大抵信じないと思うけど?という意味を込めて皮肉を言えば蓮見は「何それ、性格悪くない!?」と声を上げた。
