え…今何撮られた?
まだ頭は混乱していたけどやばいのは分かった。
「学校でスマホ使ったら反省文じゃなかったっけ?」
「えっ、あっ……!」
「蓮見さんが校内でスマホ使ってるのもばっちり映ってるけど…。もしかしたら蓮見さん、推薦貰えなくなるかもだね」
黒瀬くんは私を脅すつもりらしい。
推薦がなくなるとか地味に辛いじゃん!!
せめて条件を揃えようと私もカメラをタップしたのだが如何せんアプリばっかり入ってるスマホだ。
やっと起動出来たと思った瞬間に黒瀬くんの大きな手に私の相棒であるスマホちゃんは奪われてしまった。
「ちょっ…!」
「俺がこういうの逃すわけないでしょ」
「私本当に黒瀬くんがゴミ箱に紙袋捨てたのなんて見てないから…!」
「やっぱ見てんじゃん」
黒瀬くんの王子様みたいな笑顔はいつもどおりだったけど目は全然笑っていなかった。
