「じゃあ俺がどれだけ賢いか証明してあげる。」


いいです、と断る間も無く腕を掴まれ引っ張られる。


ど、どんだけ自分勝手な人なの……!


そのまま図書室へと連れてこられた。
自習コーナーの席に座らされる。


「よっこいしょー。」と呑気なこと言って上沢くんも私の隣に座った。


どんな人なのか全然掴めないのですが……。


「………で?どこなの?
あんたが知りたいところ。」


本当にできるのかな、とまだ少し疑いつつもこのまま自分で勉強できるわけでもないから聞いてみる。