「えっ……!?」


「ふーん……ここの部分空白だけど、もしかしてあんた写してもらう友達もいない感じ?」


そう言ったのは、まだあまりどんな人かよくわかっていない副会長の上沢くんだった。


今だってさらっと傷つくこと言われた。


少し眠そうな目で長いまつ毛をした彼がこちらをじーっと見てくる。


本当に生徒会のメンバーは顔が整ってる人たちの集まりなんだな………。


でもいくら顔がよくたって、私はこの人に苦手意識を持っていたから警戒してしまう。