透き通るような鼻筋に高い鼻、薄い唇に綺麗な肌。


短髪で黒色の髪が彼の整った顔をより際立たせていた。


そんな生徒会長が近くにいて、思わず見惚れてしまう。


向こうもしばらくの間動きを停止していたけれど…………


突然はっとしたような顔をし、私より先に落ちたプリントを拾う。


………あ!
何してるんだ私!


私からぶつかったくせに、生徒会長にプリントを拾わせるなんて……!


「………だ、大丈夫です……!
私の不注意で落ちたんで、私が拾います……!!」


慌ててしゃがみ込み、近くにあるプリントをせっせと集める。