そしてまた、磯村さんの方を向き直す。


「………ここにいてやるから、早く寝ろ。」


そっと頭を撫でると、今度こそ目を閉じた磯村さん。


少しすると静かな寝息が聞こえてきて、ようやく眠ったようだ。


その寝顔も可愛くずっと見てられる。


本当に磯村さんはほっとけない………。


「次この子が目を覚ましたら送ってあげてくれない?少し熱も高いみたいだから……」


「大丈夫ですよ、わかりました。」


「よかった、ありがとう。
少しの間職員室に戻るから何かあったら呼んでね。」


……………え?