「じゃあ後はお願いします。」


そう言って俺はベッドから離れようとした時………


「行かないで………」


ぽつりと磯村さんがつぶやき、俺の制服の裾をつかんだ。


ちょうど、その所を見ていた先生がニヤニヤと笑った。


「あらー、可愛いわねこの子、甘えちゃって。せっかくだしいてあげたら?」


…………どうしようかと真剣に悩んだ。


まあでも、先生もいるし大丈夫だろう。


そう思い俺は夏目に、今日は行けないと連絡した。


その後すぐ電話がかかってきたけど拒否し、ポケットの中にスマホを入れた。