『別にいても教えるわけねぇだろ。』


と、俺が4人に返した時。


コンコン、というドアのノック音が聞こえてきた。


『はーい?どうぞ〜!』


真っ先に白田が大きな声でそう言うと、ガチャリとそのドアは開かれた。


『………し、失礼します………。』


俺はその瞬間、頭の中が真っ白になってしまう。


生徒会室に入ってきた人物は…………


あの、磯村杏奈だったからだ。