早く俺に溺れろよ〜好きと言われたその日から〜

「俺も好き。


ていうか、俺の方が絶対好きだから、磯村さんのこと。」


ぎゅうっと抱きしめられ、私も中川くんの背中にてをまわした。


好き、と言われ嬉しくて、その気持ちを表すかのように私もぎゅーっと抱きしめ返す。


「わ、私の方が好きだもん……。」


気づけばいつも中川くんのことばかり考えていて、それぐらい好きになってた。


「そんな可愛いこと言われたら困る。」


そう言って中川くんは少し私と間をあける。
だから私は顔を上げ、中川くんを見つめた。