「ほら、磯村ちゃん。
後悔するんなら行動あるのみ!
俺だってそれでやっと咲を彼女にできたからな。」
そう言って咲ちゃんに後ろから抱きつく金城くん。
だ、大胆すぎる……!
「ちょっとやめてよ、杏奈の前で!」
嫌がる咲ちゃんだったけど顔は真っ赤だ。
そんな2人が微笑ましい。
「………もうっ。」
最後は咲ちゃんが諦め、大人しくなる。
「と、とにかく早く伝えてあげな?
私だって2人には幸せになってほしいんだから。」
「そうそう。
磯村ちゃんが思ってる以上に光輝、磯村ちゃんが好きだからな。」
そ、そんなに……?
まだ好きでいてくれてるの?



