そしたら大きなため息をつかれる。


「………じゃあ今すぐそれをやめるか、このまま俺にキスされるか。


どっちがいいか自分で選んで。」


………え…!?


き、キス……!?


究極の選択を迫られ、どうしようか頭で考えるけれどどちらも無理だ。


こんなの選べるわけがない。


だけどぐっと彼の顔が近づいてきて、直視できずにそらしてしまう。


だけど顎を持ち上げられ、逃げられない状況になった。


目の前にはかっこよくて、少し意地悪そうに笑う彼の顔が至近距離にあった。


それだけでぶわっと顔があつくなる。