早く俺に溺れろよ〜好きと言われたその日から〜




「逆に断る理由ないんだけど。」


「ほ、本当……!?
あ、じゃあ、待っとくね……!


全然待つから急がないで大丈夫だよ!」


中川くんと一緒に帰れるのが嬉しくて、つい顔が綻んでしまう。


私はソファに座って待つことにした。


その後は2人、話すことはなかったけどこの沈黙が嫌だとは思わなかった。


たまに中川くんを盗み見るけど、真剣な表情がかっこよくて胸が高鳴る。


好きだなぁと見るたびに思う。


だからなのか。
この時間さえも、心地よく感じる。


そしてその後も待っていると、一緒に帰れると安心してなのか、眠気がやってきて………


いつのまにか眠りに落ちていた。