ーー1時間後
みんな帰っていったけど私は中川くんが気になったため、思いきって一緒に帰ろうと言うことにした。
っていっても私はまだ終わっていないんだけど……。
最後に金城くんが帰るなり、静かな空間に中川くんと2人きりになる。
それからまた少し経ち、ようやく私は仕事を終わらせ立ち上がった。
中川くんを見るとまだ作業しているようだった。
うう………、自分から言うのって緊張するな。
だけどこのままだと嫌だ。
さっきの金城くんと天音ちゃんの言葉も気になるし……
気づけば中川くんで頭がいっぱいだ。
でももし断られたらどうしよう……、と不安になるからなかなか言い出せない。



