だって私は何かと言い訳をつけて逃げてるだけだから。


もしかしたらもう中川くんに呆れられて嫌いになられたかもしれない。


そうやってマイナス思考に陥りずるずる引きずっているんだ。


「本当に杏奈ちゃんのおかげでもあるんだよ?ありがとう……!」


「わ、私?
何もしてないよ!


それなら大和くんの方が天音ちゃんのこと………」


「そんなことないよ。


いつも真っ先に私のそばにいてくれたのは杏奈ちゃんだから、すごく支えられてた。」


その後にもう一度お礼を言われ、私は素直に嬉しくなる。


その後も予鈴が鳴るギリギリまで天音ちゃんと話していた。


なんと今日から生徒会にも復帰するらしい。


それも嬉しくて私も自然と笑顔になり、早速今日ある生徒会の仕事で生徒会室へ行くのが楽しみになった………。