「椎野くんはいいの……!?」 「話聞きたくない。 だって私はこんなにもまだ好きなのに……… 距離あけてさらに別れるなんて無理だよ。 耐えられる気がしない。 だから、お願い………今日は私に付き合ってほしいの。」 油断したらすぐ泣いてしまいそうな顔で見られると、断れるわけない。 私は天音ちゃんの言葉に対して頷いた。 でも………本当にこのままでいいのかな……? ここで逃げたらいつまでも向き合えない気がする……… なんて、私が言える立場じゃないんだけど。