早く俺に溺れろよ〜好きと言われたその日から〜

「何があったの……？」


「さっき、冬夜が……話があるから帰らないでって言われて……！


絶対別れ話だよね。
別れるなんて嫌だよ、それならこのままでいいから……！


杏奈ちゃん一緒に逃げよう？」


天音ちゃんはかなり焦っていた。


「お、落ち着いて……！
まだ決まったわけじゃないし……」


「落ち着けるわけないよ！
お願い今回だけだから……！」


「え、ちょっ天音ちゃん！？」


天音ちゃんは私の返事を聞く前に私の腕を引っ張り教室を出た。