「まあ本当は昼休みに来たかったんだけどね、光輝が怖いから………」
「………?」
なんで昼休みに来るのと、会長が怖いのと何が関係あるのだろう。
「それはさておき。
今日早速、磯村ちゃんの歓迎会をやるから放課後絶対に生徒会室来てね。」
笑顔を崩すことなくそう言う副会長に、教室がざわめきだす。
歓迎会………?
「ちなみに光輝からの連絡だから来なかったらどうなるかは知らないよ〜?」
じゃあねーと言い残し、風のように去っていく彼の背中を呆然と見つめる。
あの言い方的に強制参加みたいだし
何より会長の連絡というより命令に逆らうなんてことできない。
「………はぁ……」
夢と思いたかったのに、どうも現実みたいで………。
その後の昼休みはみんなから見られ、グループの子には色々聞かれた。
だけどうまく話せず、そっけない返事しか返せなくてまだまだ慣れない私であった………。



