生徒会室に着くなり中に入ると………
本当に中川くんがいた。
そんな中川くんが私に気づきこちらを向いて挨拶したけど、私はそれどころじゃなかった。
だ、だって……!
「な、中川くん…!
それ私がやらなきゃダメなやつだよ……!」
中川くんが私の仕事をしていたのだ。
急いで彼の元へと行く。
「今まで2人でやってたのに、いきなり1人でやるとか時間かかるだろ?」
「だ、だからって中川くんに悪いから……!
いつも1番やってるし……。」
そうだよ。
椎野くんの分までやってるのだから。
私はせめて、自分のことは自分でやらないと。



