早く俺に溺れろよ〜好きと言われたその日から〜




そして次の日。


私は1人、学校に来た。
今は真夏だ、相当暑い。


生徒会室、今日は私だけだから最初はすごく暑いだろうなぁなんて考えるともっと気分が重くなる。


そのままの調子で歩き続け、学校に着くと鍵を取りに職員室へと行ったんだけど……


「生徒会室の鍵?
それならもうないぞ。」


と職員室にいた先生に言われた。


………え?
もうない、とは……?


そしたらその先生に向かい合って座っている先生が話し出した。


「もうすでに中川くんが来てるわよ。」
「中川くんが、ですか……?」


どうしてだろう。


昨日、ほとんど中川くんが椎野くんの分も終わらしていたのに。


残りは金城くんがやっていたから、しばらくは何も仕事なんてないはずなのに………


少し疑問に思いながらも、とりあえず生徒会室へと向かった。