早く俺に溺れろよ〜好きと言われたその日から〜




でも確かに今はそれよりも………


椎野くんのお兄さんの彼女さんが、初恋の相手………?


『なんで………冬夜を、選ばなかったんだろ………。』


その時、昨日女の人が言っていた言葉を思い出す。


だからあの時、椎野くんは動揺していたのか。


「それで、椎野くんは……?」


「帰った。まあ帰らしたって感じだな。


あのままじゃ集中できねぇだろうし、どうするかは自分次第だろ。」


………中川くんの言葉通りだ。


天音ちゃんは椎野くんを待ってる。
だからどうするかは、椎野くん次第なのだと。


その後私たちは4人、微妙な空気の中生徒会の仕事に取り組んだ………。