早く俺に溺れろよ〜好きと言われたその日から〜




少しの間沈黙が流れた後、椎野くんはまた口を開く。


「もう、無理なんだって……。
磯村さんも見たんだろ?昨日のこと。


俺、正直揺れたんだ。
天音が好きなはずなのに。


だからわかんねぇんだよ、自分がどうしたいのかも。」


その言葉を聞いて、私は固まってしまう。


そんな………。


予想外の言葉に私は驚いて、また昨日みたいに何も言えなくなってしまう。


こんな時なんて言ってあげたらいい?


そもそも天音ちゃんを私は追いかけるべきなの?


私は1人、変に焦ってどうすればいいのかわからないでいると突然誰かが私の肩をぽんっとたたいた。


振り向くとそこには中川くんがいて………


「磯村さんは白田のとこ、行ってあげて。」
そして優しく私に声をかけてくれた。


その瞬間、焦りが取り払われ少し冷静になれた。