その光景に鋭い残りの3人は何かを察したようだったけど、一言も口に出さない。 「………冬夜、今日はこの後空いてるんだよね?」 重い空気の中、いつもより低いトーンで話す天音ちゃん。 少しの間、少し俯き加減の椎野くんの目は揺らいでいた。 だけど顔を上げて天音ちゃんを見たかと思えば 「天音……今日この後、話がしたい。」と言った。 「何?今ここで言いなよ。」 「……ここで言える話じゃない。 まずは生徒会の仕事をやろう。」 椎野くんの声は心なしかいつもより優しく聞こえる。