早く俺に溺れろよ〜好きと言われたその日から〜




その時、横にいた天音ちゃんが突然走り出した。


私も急いで追いかける。


「………っ、天音ちゃん……!」


しばらく 走り続けていると、やっと天音ちゃんが立ち止まった。


「天音、ちゃん………。」


「………ははっ……。」
すると乾いた声で笑い出した。


「私1人、馬鹿みたいだよね……。


ずっと……ずっと、ああやって浮気してたのかな………。」


少し俯き加減で話しながら、ペアリングが包装されて入っている袋をクシャッと手で潰すようにして握る天音ちゃん。


少し震えているようにも見える。