天音ちゃんの顔は強張っており、その視線は行きにも通りかかった公園に向けられていた。 そのまま天音ちゃんの視線を辿ってみるとそこには…… 「………え……?」 椎野くんがいた。 いや、正確には椎野くんと1人の女の人がそこにいた。 椎野くんはその女の人を抱きしめており、女の人は遠くからでもわかるくらい泣いている。 ………どういう、状況なのか。 それは私にはわからなかったけど、とにかく天音ちゃんが気になって視線を戻す。