なんて思いながら、私と咲ちゃんはこの前中川くんと行ったショッピングモールに向かった。
電車に乗って移動をし、最寄り駅で降りた。
2人で色々なことを話しながらだと時間が早く感じる。
やっぱり咲ちゃんといると楽しいなぁ、って考えながらふと前を向くと見慣れた横顔を見つけた。
それは間違いなく………
金城くんだった。
しかも1人ではなく、他校の2人の女子生徒と話していて笑っている。
咲ちゃんはまだ気づいていないようで、どうしようかと悩んでいたら………
金城くんが先に私たちに気づき、笑顔を崩さず手をふられた。