天音ちゃんも驚きのあまり黙り込んでしまい微妙な空気が流れた。


そしてその空気を破ったのも金城くんだった。


「なんで黙るんだよー!


ひどい扱いされるのも嫌だけどこんな空気にさせるのも嫌だな俺は。」


いつものようにへらっと笑っているけれど、やっぱり無理してるように見える。


「いや、夏目にも色々あるんだなって思って。」


「うそ!まさかの天音から同情なんて、明日は嵐!?」


………金城くんと咲ちゃん。


縁を切られたってどういう意味だろう、と気にはなったけど変に踏み込むのはやめようと思いその話はそれで終わった。