嫌な汗が背中を伝ったような気がした。
周りの人たちは私のことなんて一切目に入っていないようで、いつも通りのメンバーで食べていた。
そこでようやく今の状況を理解した。
………はみられてしまったのだと。
そりゃ元々馴染んでいたわけではない。
だけど嫌われるようなことをした覚えもなかった。
どうしよう。
他のグループに入れてもらう?
そんなのできるわけない。
勇気もでない。
今まで生徒会のメンバーの人たちに恵まれ、あたたかくて私の居場所ができていた。
いや、中川くんが作ってくれていたのだ。
そうだ。
私は何を思って今まで過ごして来たんだろう。
ほとんどの人がこんな私を気にかけてくれる人なんていないのだ。
1人、なんだって。