「あー、なんでそっちの意味でとるかな。」
「だ、だって……」
中川くんが困るって言うから。
そう言おうとする前に、不意打ちで唇を重ねられた。
「………っ!?」
触れるだけのものだったけれど、まだ慣れていない私は自分でもわかるくらい顔が赤くなる。
「可愛すぎて困るってことだよ。
いっそのこと、このまま苦しくなるくらいキスしてやろうか?」
その言葉に、その声に、その表情に。
私は金縛りにあったかのように動けなくなり、このまま死ぬんじゃないかってくらい心臓が暴れだす。
顔もあついし、全身まであつくなってしまう。
今の中川くんは今までで1番危険なにおいがした。



