早く俺に溺れろよ〜好きと言われたその日から〜




「磯村さん?
急にどうした?」


できればすぐに目をそらしたかったけど、体が言うことをきかない。


中川くんも私をじっと見つめ返してきて……


と、思えば中川くんがゆっくり私に近づいてきた。


も、もしかしてここでキスされる……!?


今誰もいないとはいえ、さすがに恥ずかしいと思ったのに逃げるよりも先に目をつぶってしまい………


「何?キスされるとでも思った?」


だけど唇が触れることはなく、そっと低い声が私の耳元で囁かれた。


そこでようやく自分のした行動に気づき、恥ずかしすぎて両手で顔を覆った。