早く俺に溺れろよ〜好きと言われたその日から〜




い、今彼はなんと!?


………うん、多分私の聞き間違いだろう。
そう思い込み、気にしないことにした。


「じゃ、じゃあ行こっか!
時間にもったいないし……」


中川くんだって早く家に帰りたいはずだ。
もしかしたら他に予定があるかもしれない。


「なんでそんな急いでんの?」


先に進もうとする私の腕を掴む中川くん。


「あ、いや……電車に乗り遅れるかなーって思いまして……」


なんかさっき思ったこと言ったらダメな気がして違う言い訳をした。


「へぇ、まだ余裕あるけどな。」
「………そ、それは……」


やっぱり私がつく嘘ってすぐにバレてしまう。


「わかってんの?
見た目だけで判断して近寄ってくる男がいるってこと。」


…………はい?


言葉の意味がわからなくて返答に困る私。