「お前ら調子乗りすぎ」
「なんだてめぇ」
「女連れてやがるくせに」
「こっちには金属バットがあるんだぞ!」
「は?それがどうした?
俺が本気出せば...【龍】と、呼ばれた俺が本気出したら...お前らはどうなると思う...?」
「【龍】!?」
「に、逃げるぞ!」
「逃がすわけねぇだろ?」
そう言い、1人でヤンキー5人に数分で勝ってしまった。
「ひ、ひぇー!」
「も、申し訳ありませんでしたァ!」
「謝る相手が違うだろ?」
「はいぃ!」
「純也さん!ごめんなさい!」
「もうしません!」
ヤンキーは、逃げていった。
「拓音!心配したよ…」
「あぁ、ごめんな」
「純也も!大丈夫?」
「あぁ、ありがとう」
「無事でよかった...」
「あぁ」
「盗んだもの、ちゃんと返すんだぞ」
「あぁ、そうだよな」
そう言い、店の人に全てを話した純也は、正直に話したということで甘いけど、仕方ないということで見逃してもらった。

「良かったね、純也」
「あぁ、ごめんね、迷惑かけて...」
((パチン))
私は純也にビンタした。
「え?」
「バカ!」
純也に抱きついた、自分でも何やってるんだろうと疑問に思う。
「心配したんだよ…
なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」
「心配...かけたくないから」
「もう!いいんだよ!」
「百花...」