放課後、いつも通り、拓音が一緒に帰ろうと誘ってくれた。
帰り道、通り沿いのコンビニの前にヤンキーがいた。
「うわ、怖いね...」
「まぁ、俺が助けるから」
「てか、誰か絡まれてない?」
「...純也じゃない?」
「嘘!?」
「いや、様子を見よう」
「うん」
しばらくして、純也がコンビニから出てきた。
「あ、戻ってきた!」

「も、持って来ました...」
「あ?ちゃんと万引きしたんだよな?純也ぁ...」
「は、はい...」
「誰にもバレてないよなぁ?」
「は、はい」
「ビビってんじゃねぇよ!」
「あ、こっちみてる奴がいる!」
「おい、あいつ女連れてるぞ」
「うわ、てか、女可愛くね?」
「可愛いな、あいつら襲おうぜ」
「おう!」
「あ、あれは...駒田と、百花...!」
「なんだ?お前の知り合いか?」
「はい、だから、やめてください!」
「あ?なんだぁ、万引き犯のくせに」
「そ、それは...!」
((ボコッ))
「うわ!」
「金属バット、頭を殴らなければいいんだよなぁ!?」
「あはははは!死ぬって!」
「大丈夫だろ?」
((ボコッ))((バキッ))
「がはぁ!」

「純也!?」
「待て、今行ったら百花が!」
「でも!」
「俺が行くから」
「拓音...」
「心配すんなって」
そう言い、ヤンキーと純也がいる所に行った。