「聞いちゃった...どうしよう...私のせいで...拓音も...」


「あの...虹ちゃん」
「なーに?友梨奈」
「あのさ、やっぱり、うちは百花をいじめられない」
「は?」
「ね、彩奈とも話し合ったの」
「うん、流石にやりすぎだよ」
「確かに純也を盗りたいのは分かるけどさ、百花が自分の気持ちに気づくまで、私たちは待つって決めたの」
「だから、ごめんね、虹ちゃん」
「...分かった。」
「理解がある子で良かった」
「もうやめよう?こんなこと、意味無いよ?」
「意味はある!あんた達がやらなくても、私がやるんだから」
「「...」」

「おはよう!百花〜!」
「え?友梨奈、彩奈?」
「ごめんね、百花」
「ごめんね、またやり直そ?」
「うん!ありがとう!」

憎い...憎い...
何?あいつら...
ふざけないで...
「純也く〜ん!おっはよー!」
「おはよう、虹」
「元気〜?」
「うん!元気、虹は?」
「元気〜!」
「よ!純也!」
「おはよ、拓音」
「ちょっといいか?」
「え、あぁ、いいけど」
そうして純也くんと、拓音は、屋上に行った。