何、この気持ち...
私は百花が嫌いなんじゃないの?
チクチクする...
それに、苦しい。
やっぱり百花は、嫌いだ。

今日も1人かな...
「おはよう」
あぁ、やっぱり、1人だ。
「あれ〜?どうしたの? 百花」
「あ、虹!」
「ちょっと、虹ちゃんに馴れ馴れしくしないでよ」
「虹ちゃん可哀想でしょ!」
「ね、虹ちゃん、こんなのと仲良くしたくないよね?」
「...うん、邪魔」
嘘...嘘だよね?
虹、一緒に犯人特定しようって、
約束したのに...
「あ、純也!お願い!助けて...!」
「...俺のこと、嫌いなんでしょ?
助けられないよ、そんな子」
「そんな!」
クラスに笑いが起きた。

「おっはよー!」
拓音だ!
「拓音、おは「拓音くーん、ちょっといいかな〜?」
虹!?
「ん?何?坪田さん」
「お話があるの、屋上に来てくれない?」
「ん?あぁ、いいけど?」
「ありがと〜!じゃあ、行こっか!」
「おう」

「着いたね!早速なんだけど、もうさ、百花と付き合ってくれないかな?」
「は?」
「邪魔なんだ☆ 百花」
「おま、何言ってんだ?」
「私と純也くんの婚約を邪魔したの」
「婚約ぅ!?」
「うん!」
「あー、ひとつ、いいか?」
「なーに?」
「あくまで、俺は百花のいとこだ。
それに純也は、嘘をつく男じゃない、婚約は、お前の嘘だろ?」
「...そうだね、婚約は、嘘。
でも、あいつは邪魔」
「残念だ、それはできないな」
「...いいよ、百花と同じ目に合わせてやる」
「...」