何年後になるかはわからないけど、私も精一杯応援したい。だから、蒼君と一緒に会いに行く。
それまでは、私も自分のことをがんばろうと思うんだ。
だけど、でも……本音を言えば、今すぐにでも会いたい。
さみしさを押しこめて、めくるめく日々が過ぎていった。
気づくともうすっかり春が終わって夏がやってきた。夏休みに突入して数日。明日の松野神社のお祭りはどうしよう。
「桃ちゃん、明日の夜は空けておいてね。お祭りに一緒に行くんだから。ね、蒼君!」
「うん、絶対空けといて!」
ショッピングモールに私と瑠夏ちゃん、蒼君の三人で一緒にいる。蒼君はあれからみるみるうちに回復して、生活に制限はあるものの退院して元気に暮らしている。
高校にも行っているみたいで、本当によかった。サッカーをやめることになったけど、蒼君はもう落ち込んではいないみたい。
人懐っこい蒼君とは、目を覚ましたあと何度か瑠夏ちゃんとお見舞いに行くうちに、すっかり仲良くなったんだ。
蒼君の身長は水野君と同じ一八〇センチほど。整った容姿にモデルみたいなスタイル。愛嬌があって笑顔がすごくかわいい。ハムスターみたいな愛されキャラの蒼君。
瑠夏ちゃんと並ぶと、とてもお似合いなんだけど。
「えー、ラブラブな二人の邪魔はできないよー」
「なななな、なに言ってんの! 桃ちゃんってば!」
「なな、なに言ってんだよ!」
からかうようにそう言うと、二人揃って真っ赤になった。



